#BitchVogue JAPAN

For all my bitches...

私が動けば、帳簿も動く。

 何を当たり前のことを?

 というわけで、最近まったくブログを書かなくなっていたのですが、2025年上半期の決算ブログです。去年までみたいに、ひとつのイベントごとにつらつらと語ることはできません。後から読み返したときに記憶を呼び起こすためのメモのような内容です。

 本ブログの振り返り部分で出てくる人物は、脚注がない限りすべて敬称略です

 

2025年1月25日(土)

 お正月休みにドラマ『下剋上球児』を一気観した際、外野手の楡(にれ)が「視力低下を自覚していたがメガネを嫌がり、野球だけでなくアルバイトでも失敗が多かったが、コンタクトレンズにしたことで解決する」(引用元: Wikipedia)箇所を見てエンパワメントされ、私もコンタクトデビューを決意。この日に眼科を受診し、着脱を練習。処方されたその足でコンタクトレンズを買いに行き、実際に装着して1日を過ごした。

 長崎の街はすっかりランタンフェスティバルで極彩色に染まっていた。

 

2025年1月26日(日)

 去年クラウドファンディングで支援していた映画『港に灯がともる』を観に、キネカ大森へ。東京駅一番街で迷子になり、ちいかわショップの前に再びたどり着いたとき、タイムループしているのかと思った。

 映画はもちろん素晴らしかった。主人公:金子灯の人生にスポットを当ててドキュメンタリーのように映すことで、個人ごとではなくトピックとして扱われがちな震災・ルーツ・心の病が極めてパーソナルなものとして迫ってきた。そして、極めてパーソナルということは極めて政治的なことでもあり、すなわちその政治のもとで暮らしている観客のお話、つまりは私のお話でもある。帰りにパンフレットと写真集『LIGHTS』を購入した。(リターンとはいえ)名前が載っていて嬉しかった。

 初めてコンタクトで東京に行ったが、特に酔うことはなかった。視界も良好だった。

 

2025年2月8日 (土)

 この日は、雪が降っていた。路線バスは運転が見合わせとなっていて、タクシーを使った。幸いにも飛行機は飛んでくれた。2週間振りの東京。コンタクトにはもう慣れていた。

 T・ジョイ PRINCE 品川で映画『大きな玉ねぎの下で』を観た。爆風スランプの同名曲の映画化で、平成と令和という2つの時代を軸にして、恋愛がクロスオーバーする内容だった。最近こういうベタな恋愛ものを観ていなかったので、普通に感動した。そして「ペンを走らせて手紙を書く」という行為は私という人間の原点なので、自分の生き方が肯定されたような気もした。もともとパンフレットは買うつもりだったけど、グッズ売り場に金城武のポストカードが並んでいて、息をするように一緒にレジに持って行った。

 

2025年2月9日 (日)

 この日、午前中は奥野壮(以下:壮くん)のファンミーティングを配信で観た。午後からは小林虎之介(以下:虎くん)のファンミーティング1部を配信で観たあと、2部は現地で参加した。

 1部は小林虎之介ひとりで、2部は奥野壮・生田俊平・福松凜(シークレットゲスト)と一緒に『下剋上球児』越山高校野球部の4人でお送りする内容だった。私は『下剋上球児』を観て毎話「福松凜、ありがとう」と思っていたし、生田俊平演じる楡(にれ)にエンパワメントされてコンタクトデビューを果たしていたので、心から「ありがとう」という気持ちだった。ファンにボールを投げるコーナーでは壮くんが私がいるブロックの担当(?)だったので、間近であのビジュアルを見ることができて本当に「ありがとう」だった。虎くんはひたすら自由気ままだった。「歓声浴びに行こうよ」と言いながら階段を練り歩いてくれたんだけど、ひとしきり上まで行ったら「恥ずかしくなっちゃった」と言いながらステージに戻っていた。どうか、そのままで。

 

2025年2月22日 (土)

 この日は人生初のスクランブル交差点で人口の多さにビックリし、ハチ公で写真を撮り(後日、藤井風が「Hachikō」をリリース)、天高くそびえ立つタワレコの写真を撮るという田舎から来た観光客のフルコースを堪能した。

 しばらく歩いて、国立代々木競技場第一体育館へ到着。THE BOYZ FAN-CON <THE B LAND> in JAPANに参加した。事務所の移籍や運営会社の変更によって、FC会員(特にW会員)の恩恵はなんなのか? という疑問・不満の声を上げたが、返答はなかった。

セットリスト:THE BOYZ FAN-CON <THE B LAND> in JAPAN

No. Song
1 소년 (Boy)
2 Nectar
3 Re-Wind
VCR
4 Bump & Love
5 Blah Blah
ゲームコーナー
SHE'S THE BOSS
Hypnotized
Diamond Life
はいよろこんで Original: こっちのけんと
最上級にかわいいの! Original: 超ときめき♡宣伝部
6 THRILL RIDE
VCR
7 Breaking Dawn
8 ROAR
9 Igloo Original: KISS OF LIFE / サンヨン・ジュヨン・ニュー・ハンニョン
10 Whiplash Original: aespa / ジェイコブ・ヨンフン・キュー・エリック
11 TRIGGER (導火線)
VCR
Talk About Us シンガロング
ALWAYS TOGETHER シンガロング
12 Dancing Till We Drop ロッコ
13 Fire Eyes ロッコ
14 Bloom Bloom
15 샹하이 로맨스 (上海之戀) Original: ORANGE CARAMEL / ヒョンジェ・ケビン・ソヌ
VCR
16 Last Kiss
17 화이트 (White)
All About You サプライズ歌唱
18 Shout it out エンドレス
Timeless 終演BGM

 

 印象的だったのは、「THRILL RIDE」でメンバーがみんなセンターステージにいる中、メインステージにひとり残り、大サビのソロパートで妖艶に踊りはじめたニュー。トロッコで登場したTHE BOYZが、本国で着ていたプリンセス衣装を「権利上の都合」であきらめ、プリンス衣装で登場したこと。そしてトロッコに乗ったヨンフンが微動だにせずただただその美しさを静止画で提供していたこと。遂に生で「Bloom Bloom」が観られたこと。本国では「Giddy Up」がエンドレスで歌われていたが、日本ではそれが「Shout it out」に変わっていたこと。ジュヨンが「Giddy Upありません!」と宣言していたこと。真冬なのに水をまき散らかしてエリックが「𝑾𝑨𝑻𝑬𝑹𝑩𝑶𝑴𝑩...」と言っていたこと。サンヨンはしばらくお別れになってしまうので、横断幕にメッセージを書いた。

 さて、先日ハンニョンが突然脱退することになった。あまりに急な出来事だった。何があったか全貌はわからないけれど、事実としては警察はハンニョンを不起訴としたこと。相手方も「そういった事実はない」と明言したこと。事務所とハンニョンで言い分が食い違っていること。そして、ハンニョンが弁護士を雇い記者に対する訴訟を進めていること。極端な選択さえよぎったハンニョンがこうして闘うことを決めたことを、声を上げたことを、私は尊重する。これをさらなる誹謗中傷で潰そうとすることは許されないし、許さない。規模は全然違うけれど、3年前に同じような状況になった者として。

 

2025年2月23日 (日)

 この日は、渋谷のHMVに行った。羽谷勝太のカレンダーお渡し会に参加した。ツーショットを撮ったあと、ドラマ『下剋上球児』のこと、ドラマ『海に眠るダイヤモンド』の撮影前に弾丸で長崎の軍艦島端島)に来たことなどをお話した。今回は端島に上陸できなかったそうなので、ぜひまたいらしてください(私信?)。去り際、スタッフの方に「スマホ忘れてますよ」と呼び止められ、謝りながら立ち去った。エレベーターでファンの方とお話し、1Fに着くころにはふたりで高笑いをしていた。

 その後、BOYNEXTDOOR TOUR ‘KNOCK ON Vol.1’ IN JAPANに参加するため、パシフィコ横浜へ向かった。WILD BLUEのデビューショーケース以来2回目のパシフィコ横浜。2回目ともなれば、道で迷うこともない。私の庭と言っても過言ではない。だけど、YUIは以前「again」で《2回会ったら友達だって? ウソはやめてね》と歌っていた。2回行ったら庭だと思うことも、ウソなのだろうか。そう思っていたら、ペンライトをホテルに忘れたことに気づいた。ショック!

 それでも、みなとみらいに到着すると血湧き肉躍る感覚だった。そういえば、初めてTHE BOYZを観たときも、WILD BLUEのデビューショーケースを観たときも、この土地に来たらテンションが上がっていた記憶がある。シャッフル再生はMelanie Cの「Rock Me」を流しはじめ、私は高ぶる気持ちを抑えられなかった(不審者)。

 さて、ホテルに忘れたペンライトを物販で買おうと列に並んだら、ブースから出てきた方がお連れの方に「ペンライト売り切れだって」と言った。ショック! 私は列から抜け出し、横断幕の列に並んだ。メッセージを書いたあと、無意識だったけど、気づけば昨日も今日も最後に「xoxo」と添えていたことに気づく。わたしの、しらない、わたし。

 最後はFCブースに並んでご当時限定トレカ(ランダム)をもらい、寒すぎる海風を受けながらメンバーを確認すると、テサン。「ペンライトを忘れても、ファンだと認めて……うちわはしっかり持ってきてるから……」と心のなかでバカ丸出しの懺悔をする。それにしても寒すぎる。aikoは「KissHug」で「夏髪が頬を切る」と歌っていたが、冬髪が頬を切るどころか裂くレベルで寒かった。会場に入ったら、中国語を話すファンの方がお菓子やカイロが入った袋をプレゼントしてくれた。ありがたい。私は中国語がまったくわからないが、両隣の中国語話者のファンとは、顔及び感嘆詞で会話を繰り広げた。

 

セットリスト:BOYNEXTDOOR TOUR ‘KNOCK ON Vol.1’ IN JAPAN

No. Song
1 Earth, Wind & Fire [Japanese Version]
2 부모님 관람불가 (Dangerous)
3 돌아버리겠다 (But I Like You)
4 l i f e i s c o o l
5 OUR
6 Call Me
7 스물 (20)
8 今日だけ I LOVE YOU
9 ABCDLOVE
10 Amnesia
11 GOOD DAY
12 Fadeaway
13 Crying
14 But Sometimes [Japanese Version]
15 돌멩이 (Gonna Be A Rock)
16 One and Only [Japanese Version]
17 SKIT
18 Nice Guy
19 Serenade アンコール
20 So let's go see the stars アンコール
21 오늘만 I LOVE YOU (IF I SAY, I LOVE YOU) ダブルアンコール

 

 印象的だったのは、やはり今なお一番大好きな「돌아버리겠다 (But I Like You)」が生で観られたこと。客降りのとき、テサンが春を告げる妖精に見えたこと。「But Sometimes [Japanese Version]」の掛け声はサビ頭が「フザケンナ!」なんだけど、これがいいストレス発散になったこと。「Nice Guy」の最後でテサンが「You know what I'm saying... チューしてください?」と言い放ったとき、一拍遅れてみんなで「ぎゃああああああああああ」と叫んだこと。ウナクが「2025年は腹筋作ります! 今はありません!」と宣言したこと。大好きな「So let's go see the stars」が最後にエンドレスで披露されるという大切な立ち位置になっていたこと。すべての曲について「最初のツアーだからオリジナル・バージョンです」というMCがなされ、これからキャリアを重ねるごとにアレンジを加えて自分たちの色を出していくのだろうと感じられたこと。そして、鳴り止まぬ歓声に応えて急きょダブルアンコールがはじまり、原曲版「오늘만 I LOVE YOU (IF I SAY, I LOVE YOU)」が披露されたこと。そういえば、ファンに歌わせる場面でファンが日本語と韓国語に分かれてグダグダになり、それをジェヒョンが面白がっていた。

 この旅の帰り道、地元についた瞬間はSabrina Carpenter & Dolly Partonの「Please Please Please」がシャッフルで流れていて、ヘブンリーな感覚だった。本当に天国にいるような楽しい時間だったな、と夜空を見上げると満点の星空が広がっていた。そこで「So let's go see the stars」が流れはじめ、ちょっとドラマチックすぎた。少しだけ泣いた。

 

2025年3月22日 (土)

 この日は、半年ぶりに大阪へ。舞台『きたやじオン・ザ・ロード 〜いざ、出立!!篇~』を観劇した。冒頭、喜多さん(中川大輔)がすぐ横を疾走していき、その風を受ける。その勢いのままに最後までひたすら走り続ける、気持ちのいい内容だった。撮影OKの日だったので、カーテンコールでは皆さん写真を撮っていた。瞬太郎(和田雅成)が「お前ら全然話聴いてねえ!」と観客をいじっていた。なんだか、いろいろなことを思い出した。初めて観た舞台『ロミオとジュリエット』では、疾走するロミオ(高杉真宙)の風を受けたこと。同じように、横を小林虎之介が、THE BOYZが、BOYNEXTDOORが通って行ったこと。折坂悠太のコンサートでも撮影タイムが設けられ、「ジャスティン・ビーバーみたい」と笑っていたこと……走馬灯?

 夜に行ったご飯屋さんでは、今は北海道で働いていて帰省中であろう男性が、連れの女性と店員の女性に自分のキャリアの話をしながら、しきりに「北海道に遊びおいでよ」と誘っていた。結局行ったのかが少し気になっている。

 梅田⇔伊丹空港間のリムジンバス値上げのお知らせや、お土産で買ったモロゾフの「お持ち帰り通天閣」1箱あたりの個数が減っていたことから、物価高の煽りを感じた。そんな中でも「ワイファイ、タダやで!」な伊丹空港、いつもありがとう。

 

2025年4月14日 (月)

 この日は仕事を定時で終わらせて、小林虎之介の写真集『冬麗』オンラインサイン会に参加。最初は粛々と購入者の名前を読み上げてサインを書いていたけど、途中からふざけはじめ、濃厚な2時間になった。こういうイベントで名前を読み上げられるのってどういう気持ちになるんだろうと思っていたけど、ドキドキと若干の気まずさを覚えた。初めて知った感覚。まだまだ、体験したことのない感覚があるんだと嬉しく思った。

 

2025年4月18日 (金)

 この日は9ヶ月振りに福岡へ。WILD BLUE LIVE TOUR 2025「The First Flight」の福岡公演に参加した。Zepp Fukuokaも2回目(1回目は山下幸輝のファンミーティング)だったけど、パシフィコ横浜と違って2回目でもしっかり迷った。それもあってか、人生で初めてギガが足りなくなって唇を噛み締めながら追加をした。3GBで3,300円。

 

セットリスト:WILD BLUE LIVE TOUR 2025「The First Flight」

No. Song
1 POP
2 First Light
3 BOX of DESTINY
4 Love is Blind
5 Thankful Days
6 WILD BLUE
7 Oh Girl
8 Bubbles
9 君がいたから
10 Our Magic アンコール
11 POP アンコール
12 新曲 ダブルアンコール

 

 印象的だったのは、まずCO-KI(山下幸輝)がチョイスした開演BGM。TLC「Ain't 2 Proud 2 Beg」など90's R&B/Hip-Hop多めの選曲で、かつてロックダンスに打ち込んでいたルーツを感じた。次に、EP『POP』を引っ提げてのツアーだったこともあり、表題曲「POP」が2回披露されたこと。ファンキーでダンサブルな曲はなんぼあってもいいですからね。また、未発表の新曲が2曲(「Thankful Days」とタイトル未定)が披露されたこと。前者はバラードで、日ごろの「ありがとう」を伝える曲。後者はアンコールも終わって気が緩んでいたところで突然披露され、突然終わるというビックリさせられた曲。そしてTLCを感じさせる90's R&B調の「Oh Girl」からNJS調の神曲「Bubbles」という流れがブチアゲだったこと。「Oh Girl」はアウトロが本当にメロウで大好き。そして「Our Magic」はサビ後半で切なさが増すコードワークと電子音が大好き。途中でWILD BLUEがパーソナリティを務めるTBSラジオ『WILD BLUEのわぶらじ』公開収録があって、福岡の声援のすごさにメンバーがガチ褒めしていた。「君がいたから」は去年のデビューショーケースのときは「まだ1番しかできてないけど」と前置きがされていたけど、今回は特に前置きもなく1番のみ披露だったのが妙に潔く、そして頼もしく感じられた。

 本当にあっという間の公演で、そのあとプレミアムシートの観客は2列ずつ下がり、前方2列の席が瞬く間に撤去され、特典会へ。ステージへ上がる階段も準備され、隣の席の方たちと「私たちがステージに上がるってこと!?」と会話。実際にステージに上がって記念撮影をすることになり、Zeppの景色ってやつを体験。そしてちょっとした奇跡が起きるんだけど、それは 𝒂 𝒔𝒆𝒄𝒓𝒆𝒕 𝒎𝒂𝒌𝒆𝒔 𝒂 𝒘𝒐𝒎𝒂𝒏 𝒘𝒐𝒎𝒂𝒏...💋✨️

 

2025年5月17日 (土)

 この日は、雨予報。とはいえ、私が旅行で傘をさすなんてありえない。空港についた瞬間から降り出した雨は、私が東京についたときには止んでいた。

 2月に撮影した、空高くそびえ立つタワレコ。そこで開催された小林虎之介の写真集『冬麗』お渡し会に参加した。チェキのポーズは「A: ピース(東京限定) / B: グッド(東京限定) / C: ガオガオ」から選ぶことができた。東京限定のポーズから選ぶべきか迷ったけれど、ガオガオには抗えなかった。虎くん自身も以前、自分がかわいいことについて「抗えないですよね」と話していた。話が逸れたが、虎くんはチェック柄の服を着てそこに立っていた。目を見て「◯◯さん……」と名前を呼ばれて「はい……」としみじみ答えてしまい、何秒かロスしたと思う。本当は話したいことがあって、私はこの日までにChatGPTにあらゆるシミュレーションで結果を出力させていたほど緊張していた。ChatGPTが勝手に虎くんの返事を生成するたびに「違う」と平手友梨奈のように返していた。私はただ、帰り道に嬉しい気持ちになっているのか、しみったれた気持ちになっているのかを知りたかっただけだった。そして私の口は、シミュレーションもへったくれもない「長崎から来ました」という無難な情報を発していた。自分がマルチタスクをこなすのが苦手なこともあって、おそらくここがお話するタイミングであろうに、サインを書いている途中は話しかけることを躊躇してしまった。最後は写真集を受け取りながら「これからもどうぞよろしくお願いします」と西野カナ「トリセツ」のようなことを言ってしまった。「これからも、これからも!?」と一瞬で反芻から驚愕へ声音が変わっていたのが印象的だった。チェキは白飛びを通り越して発光していた。撮り直しもできるようだったけど、私と虎くんのチェキは発光している方が必然だと思い、その場をあとにした。視線の先にBOYNEXTDOORの巨大パネルがあったので、撮影しておいた。

 ホテルに帰って物を置き、軽くメイクを直す。そのまま、2月に歩いた国立代々木競技場第一体育館への道を歩き、原宿へ向かう。中川大輔(以下:Dさん)が配信アプリNATSLIVEで行っている絵画配信『Daisuke’s SnapArt』のスタジオ観覧に参加した。まず、ビルの前に人が並んでいて「何があるんだろう」と思いながらエレベーターに乗ろうとすると、「中川大輔さん観覧の方はお並びください」と言われて「あ、、」と列に並んだ。本人確認を終え、なかなかに個性的なラインナップから飲み物を1本選ばせてもらえた。やはりゆず系にしようかと思ったけど、Selena Gomez「The Heart Wants What It Wants」の通り、心は欲しいものを求め、ピーチ系の飲み物を選んだ。そして、席には絵画セット。この番組観覧は、その回のお題をDさんと一緒に描くという内容だ。中学時代に美術部の部長を務めていたころの血が騒ぐ。席番号は15番で、3の倍数。同時にDさんの誕生日1月5日と一致する。私の占い好きの血も騒ぎはじめる。「これは何か起きるよ」と思っていたら、Dさんが登場し、お絵描きスタート。この日のお題は猫。まともに水彩画を描くのは本当に久しぶりで、めちゃくちゃ楽しかった。もはや観覧よりも水彩画に集中していたまである。「今日は雨の中……」と労ってくれたが、その日は本当に雨に降られなかった。「今日はじめて来たよって方?」「土曜日だから来れたよって方?」と挙手でコミュニケーションを取りながら、クイズコーナーへ。お題をAとBそれぞれ引き、「A(動詞)するB(名詞)」の絵をDさんが1分で描き上げる。私たちはそれを見て回答する。その日のお題が猫だったこともあり、猫のように見えた。そして、それはダンベルのようなものを持っていた。しかし、この毛並みは本当に猫だろうか? 私がさっき会っていた人の名前は? すべてが降りてきて、私はフリップに「筋トレする虎」と書いた。正解だった。正解者の中から抽選で3名が、Dさんの顔がプリントされた特製クッキーをもらえる。当たった。「ダメにならないうちに食べてください」と言われたけれど、食べたらなくなるのがもったいなくて、家に帰ったあと、プリンタでスキャンしてから食べた。完成した絵は、我ながら圧の強いタッチだったと思う。観覧の方々も皆さん優しくて、終始ほんわかしたムードで終わった。帰り道、右側では若い人たちTikTokを撮っていた。左側では、道路でビニール袋が風に舞っていた。Katy Perryの「Firework」だった。

 ホテルに帰って物を置き、軽くメイクを直す(2回目)。そのまま、歌舞伎町へ向かった。歌舞伎町はこれまで一度も行ったことがなかった。椎名林檎「歌舞伎町の女王」を頼りにJR新宿駅の東口を出たら、其処はあたしの庭大遊戯場歌舞伎町だった。人が多すぎる。私はヒイヒイ言いながら歩き進め、人生初のマッスルバーにたどり着いた。きっかけはなんだったか忘れたけれど、去年よーじマッスルを見つけた。その後、配信で「人生で一度は行ってみたいです」とコメントしたら「一度とは言わず、二度でも三度でも」と言われたので、その約束を果たしに行ったのだ。まず、私のような新規のお客さんは洗礼を受ける。その日出筋しているマッスルが全員卓に集合し、私はその中から推しを選び、推しは座っている私の太ももに乗って密着し、Awich「口に出して」をBGMにショット(またはカルピス)を口に注入される。私はお酒が弱すぎるのでカルピスにした。その後もいろいろ話しながら他のお客さんが「おもてなし」されているところを観察する。マッスル腹筋は特に甘くて、マッスル腕立てやマッスルサンドは特にえっちだと思った。ただ、すべてステージの上に行かなければならず、できるだけ秘めやかにことを済ませたいのと、初回でそこまで浜崎あゆみ「Bold & Delicious」になれる気がしなかったので、普通にマッスルチェキを撮るにとどめた。お会計を見て、サービス料と消費税の処理について少し考えた。また行くことで処理方法が明らかになるだろう。帰りはエレベーターまでお見送りしてもらい、この日のすべてのイベントが終わった。それでも歌舞伎町の夜はまだ若い。Nelly FurtadoとNicki Minajがそう歌っていた。だったら私もまだ若い。かつて対人恐怖症だったことを思い出し、あんまり人と目を合わせられなかった1日を少しだけ悔いたが、それ以上に本当に濃厚な1日だった。

 

2025年5月18日 (日)

 この日は田園都市線の人口密度にビックリしながら、池尻大橋へ向かった。そこで起きたことはすべて、𝒂 𝒔𝒆𝒄𝒓𝒆𝒕 𝒎𝒂𝒌𝒆𝒔 𝒂 𝒘𝒐𝒎𝒂𝒏 𝒘𝒐𝒎𝒂𝒏...💋✨️

 こうして、2025年上半期すべてのイベントを終えた。

 

2025年上半期決算結果

 ブログに載せても問題がない費用科目の上位Top 10はこちらです。合計1,039,582円。もちろん今回のブログには載っていないものも金額に含まれています。こうして見ると、楽しむために旅をすることが上半期のメイントピックだったかと思います。

 

勘定科目 金額 内容
娯楽費 356,759 コンサート・イベント代、音源・CD・Blu-ray購入費、その他楽しむための費用
旅費交通費 285,780 交通費及び宿泊費(なお、通勤費は含まない)
医療費 83,527 医療機関受診・薬代・医療機関までの往復交通費、コンタクトレンズ代金
新聞図書費 66,090 本・雑誌(電子書籍含む)の購入費
支払手数料 60,072 送料・チケット応募時にかかる手数料等
備品消耗品費 59,730 グッズ、日用品など1年以内に役目を終えそうなもの(カレンダー含む)
美容費 52,310 美容にかけた費用
接待交際費 39,322 お土産や餞別等
通信費 19,992 携帯料金、ギガ購入費、切手・はがき代等
被服費 16,000 洋服にかけた費用

 

 上半期の結果は当期純損失44,526円です。赤字ですね。前年度の上半期は当期純利益189,145円でした。視点として、去年は上半期期末で前払金が多かった(下半期のイベントが控えていて、上半期中に支払いを済ませていた)のですが、今年は5月で予定されていたイベントがすべて終わり、上半期期末で前払金の残高がほとんどありません。これは参加したいイベントの有無や参加可否も関わってくるので、仕方ない部分かとは思います。下半期も人生を楽しみたいですが、黒字を出せるよう努力していきます。

 

#BitchVogue Favorite 50 Songs For The First Half Of 2025

 上半期のお気に入り50曲です。オリジナルリリースが1/1~6/30までの曲が対象です。アルバムについては年末に一気に振り返ろうと思います。

 

No. Artist Song
1 BOYNEXTDOOR 오늘만 I LOVE YOU (IF I SAY, I LOVE YOU)
2 THE BOYZ VVV
3 WILD BLUE POP
4 Sabrina Carpenter Please Please Please feat. Dolly Parton
5 WILD BLUE Oh Girl
6 WILD BLUE BOX of DESTINY
7 Lady Gaga Abracadabra
8 Mariah Carey Type Dangerous
9 MARINA CUNTISSIMO
10 Miley Cyrus End Of The World
11 Tate McRae Sports car
12 aoen 青い太陽 (The Blue Sun)
13 KAI Adult Swim
14 Melody Esa Diva
15 吉澤嘉代子 たそかれ
16 INI Pineapple Juice
17 m-flo loves ZICO & eill EKO EKO
18 Molly Grace Heaven Sent
19 Sugababes Weeds
20 Novel Core プライド
21 from20 Eye Candy
22 Miriana Conte Kant
23 INI Party Goes On
24 宇多田ヒカル Mine or Yours
25 KOMOREBI WASABI
26 浜崎あゆみ mimosa
27 BOYNEXTDOOR 123-78
28 BOYNEXTDOOR I Feel Good
29 HOKUTO オパッキャマラド!
30 MARK 1999
31 離婚伝説 しばらく
32 Dolly Style Yihaa
33 Lady Gaga Vanish Into You
34 Lorde What Was That
35 Louise Get Into It
36 Reneé Rapp Leave Me Alone
37 Zara Larsson Pretty Ugly
38 ALKAMIRE Love Everlasting
39 imase 名前のない日々
40 折坂悠太 沖の方へ
41 Ava Max Lovin Myself
42 Betty Who Sweat
43 PP Krit Oopsy Daisy
44 Victoria Silvstedt Love It!
45 小泉今日子 & 中井貴一 ダンスに間に合う
46 P1Harmony DUH!
47 藤井風 Hachikō
48 PROXIE Bad Shawty
49 吉澤嘉代子 モリー
50 SOLAR WANT

 

 

あとがき(参院選を終えて)

 上半期決算結果の最後に「下半期も人生を楽しみたい」と書きましたが、果たして本当に楽しむことができるのか。そんな不安を感じざるを得ない参院選でした。

 私は特に好きな政党はありませんが、選挙においては人権が守られるかどうかが私が投票先を決める絶対的な条件です。というか、人権が守られる・守られないで投票先を決めなければいけないのが情けない話ではあります。よく「人権ない」という言葉を使っている人を見かけますが、あるよ。そういう意味じゃないってことはわかってるけど、あるんだよ。自分を自分で見くびるな。

 まず人権が前提条件にあったうえで政治をどうしていくか。それを委ねる相手を決める(といっても、丸投げじゃなくて監視はします)のが選挙だと思っているのですが、今回はそのレベルにすら達していなかった。そもそも、今回の参院選だと任期は6年。じゃあまずは、6年後の自分がどうなっていたいかを想像する。次に、そんな自分がいる社会は6年後にどうなっていなければならないかを想像する。1ヶ月後とか1年後とかじゃなくて、6年後です。もちろん、今とても生活が苦しい人がわかりやすく結果を見せようとする政党に惹かれる気持ちはわかります。現にみんな苦しいから。だけど政治ってYouTubeとかTikTokのショート動画みたいな、オチまでが極端に短くて明快なものではない。会社の経営計画みたいな、もっと地味なもの。だけど、そんなの正直つまらないし、だるい。だけど、毎日の暮らしを重ねていくってそういうことでしょう。人生が15秒で楽しく終わるわけはなくて、平均的に何十年も続いていくもの。だったら、その場その場でわかりやすいものに期待していくより、なんか地味だけどどんどん意味がわかってくるような、そういうものの方が長期的に見るといいなと私は思っています。ハイリターンが見込めるものは、同時にハイリスクなので(確定拠出年金?)。

 だからこそ、まず選択的夫婦別姓同性婚・子どもや高齢者・外国人の受け入れといった「その人がその人として存在する」ために必要な項目は、人権であり、絶対条件です。これのいずれかに反対している政党には投票しません。ここでほとんどの政党が候補から外れるのが悲しいところです。自分が生まれ持った苗字が好きな女友だち、LGBTQIA+の友だち、近所のおじいちゃんおばあちゃんや未来あるガキ子どもたち、お世話になったALTや一緒に働く外国人の同僚、みんな大切です。身近にいないというのは大嘘で、原因は「話すと拒絶されるかもしれない雰囲気をまとっている」「自分の生活に精一杯で他者のことを想像できる余裕がない」などさまざまですが、じゃあその雰囲気とか余裕のなさって何が原因なの? と考えると、差別を禁止する制度がない社会や、心理的・経済的に生きにくい社会につながっていきます。

 個人的なことはすべて政治的なことです。ドラマ『御上先生』でも「パーソナルイズポリティカル」という言葉がたびたび出ていた通り、今自分が抱えている生きづらさは政治に直結していて、政治に無関心であることは自分自身にも無関心であるということです。だけど、幸せになりたいと人は思うものです。だったら、まず「どうして自分がこんな目に」と思った際に、「何故?」と深く掘り下げて、自分と対話することからはじめる。答えが出たら、その答えと社会の結びつきを考える。それは必ず何かの法律や制度にたどり着くはずです。では、具体的にそれをどうしていくか表明している政党はあるか。ないなら、近しい政党はどこか。それこそショート動画などを浴びて漠然と「良さそう」と思うのではなく、自分の内面から出たものと「合いそう」かを考える。当然ながら、すべての意見が一致する政党は基本的にありません。1点だけを見て「良さそう」と思っても、その他の点では「絶対嫌だ」をやろうとしている政党かもしれません。選挙の際は、比較が載っているサイトをくまなく読みましょう。NHK投票マッチングも活用しましょう。ただ、もし個人が作っているサイトにたどり着いたらブラウザバックするか、またはその人の意見は読み飛ばすほうがいいです。あくまで取り扱っているデータだけを見るようにしましょう。自分の意見は自分のものだから。

 長くなりましたが、私はこれまでもこれからも、すべての戦争・差別を許しません。だからといって、今回人権を軽視する政党に入れた人を罵倒するようなことも一切しません。もちろん中には過激な人もいるでしょうが、少しでも生活を守りたくて票を投じた人の方が多いだろうと思うからです。その人たちを罵倒して分断を煽ることは、なんの意味もないどころか、より一層溝を深めていくと思います。

 また、他の人たちに自分と同じ水準を求めすぎないこと。人には人のキャパがあって、それを超えてまで無理することは違う。何度も言うように、長い道のりだから。もちろん悠長なことを言っていられない状況ではありますが、急かして判断を鈍らせるのはよくありません。何もしていない(ように見える)ことは、何も考えていないこととイコールではない。私はこれを念頭に入れて日々生きていきます。生きていくことが最大の抵抗で、最大の祝祭なのだから。

 

 

 2025/07/21

 ゆずひめ